24時間以内になるべく多くの温泉に入り、大泉くんの痔を治すという闘痔の旅。
午前4時にHTBを出発し、薬師温泉、二股ラジウム温泉、平田内温泉に水無海浜温泉と、計4カ所の温泉を回った一行は、函館から青森行きフェリーに乗り込んだ。
本州に上陸したどうでしょう班を待ち受ける温泉とはいったい?
それでは参りましょう。
「激走24時間闘痔の旅 第2夜」。
フェリーといえば、船酔い!
さあさあ始まりました、闘痔の旅 第2夜。
前回は道内4つの温泉を回るも、ろくな温泉に入れなかった一行。
函館からフェリーで青森をめざします。
「北海道の温泉、合わないみたいだから」とおっしゃる藤村D。
合う合わない以前に、まともな温泉に行ってないじゃん!というのは無視ですか?(笑)
「出るのか、北海道」と相変わらず事態の推移に悶々とする大泉くんとは対照的に、フェリー乗船にワクワクしているミスター。
「乗っちゃいますね」とご満悦。
「乗っちゃうけど、これ」と流されるままに乗り込む大泉くん。
「ああ、乗ってる乗ってる乗ってる」って、運転してるのあなたなんだからさ(笑)
フェリーといえば嬉野D。
サイコロ1では船酔いで大の字になってKOされていたうれしーが、無事青森まで移動できるのか気になります(笑)
案の定出演陣に突っ込まれるうれしー。
前回は2時間でグロッキーでしたが、今回は3時間半。
しかも波の荒い津軽海峡とくれば、心配もやむを得ないかと(笑)
さて、青森での目的地はというと、八甲田山の麓にある「酸ヶ湯温泉」。
こちらの温泉は千人風呂と呼ばれる大浴場があるとのこと。
そしてミスターが気になったおススメが、名物「まんじゅう蒸かし」。
地中から噴き出している
熱い蒸気の上に木箱が置いてあり
その上に腰かけるもので
冷え症や痔に効く
との説明。
要するに、ケツの穴を直接蒸気で蒸す「痔蒸し」でございます。
大泉くんの痔の治療にうってつけの温泉じゃないですか(笑)
「これはかなりイケてるんじゃないですか?」と言うミスターに
「なるほどねぇ、まんじゅうを蒸かせるくらいの蒸気をオレの肛門にあてようってわけだ、これから」と状況を細かく描写する大泉くん。
「大丈夫なんだろうか、ぼくの肛門は…別の怪我しそうでイヤですよね、そこは」と、一抹の不安を感じております(笑)
「一番やっぱ懸念してるのは、火傷?」と、たとえ痔は治っても、火傷で苦しみそうなもんだろうと思いますわな。
そんなバカなトークをしていると船が揺れだし、ミスターは酔わないために早々に横になろうとします。
その姿を見た大泉くんは「前回も言ったようにね、カメラが回ってるのに寝ようとするのはおかしいよ!」と抗議しますが、そんなことは知ったこっちゃないと完全に横になるミスター(笑)
さらに揺れが激しくなり、「横になったら揺れそんなに感じないですよ」との言葉に、なんとうれしーがカメラを回しながら横になるという暴挙に(笑)
画面が沈んでいくという、斬新なカメラワークが展開されます。
そして画面の外では藤村Dも寝ているようで、さらにはついに諦めた大泉くんも横になり、全員が寝ながらカメラを回すという前代未聞のスタイルで収録が進みます。
ほんと自由だな、コイツら(笑)
いよいよ青森上陸!めざすは八甲田山!
さて、午後9時、青森港に到着。上陸でテンション高めのご両人。
ここでやっと隠していた東北の地図を出し、一路八甲田山をめざします。
そんなこんなで車を進めていると「青森ベイブリッジ」に差し掛かります。
「見たかったねえ、青森ベイブリッジ」と言うミスター、前回瀬戸大橋を寝てしまって見逃しているのでいやが上にもテンションは上がります。
そして車を走らせること約2時間、酸ヶ湯温泉まであと8kmに迫ります。
しかし時刻は午後11時を回り、辺りに街灯ひとつ見当たらない山道。
霧も深く見通しも悪い中、八甲田山雪中行軍の碑がある場所の付近を走行しています。
「なんかね、軍服を着た連中に見られてるような気がするんですよ」と冗談を飛ばす大泉くんに「そういうこと言ってると出るんだよ」と窘めるミスター。
それでも大泉くんは「ちょっとライト消してみようか?」と悪乗りします。
さすがに怖いのか「やめろよ!」と声を上げる藤村Dの静止も聞かずライトオフ!を敢行する大泉くん。
あまりの真っ暗闇っぷりに全員絶叫(笑)
本当に何も見えません。
「もう一回やってみようか?」と調子に乗ってまたライトオフをする大泉くん。
周りに何一つ灯りの見えない漆黒の闇が広がります。
「すごいねえ」と感心しきりのミスターに
「笑い事じゃない、これからオレたちはこの真っ暗なとこで、肛門出そうってんだから!」と本来の目的を思い出させる大泉くん。
するといきなりこれまで深かった霧が晴れます。
あまりの晴れっぷりに「何かこれ違うんじゃない?何かオレらスリップしちゃったんじゃない?」と不安になる大泉くん。
「違うとこに出てきたんじゃない?何か今ほんとに来るんじゃない?向こうから、雪中行軍が」と幽霊が来ることを心配します。
そんな不安に駆られてか、「俺やだよ、こんなとこで何もね、蒸気で肛門をあてなくてもいいよ」とぼやきだします。
しかも酸ヶ湯温泉からまんじゅう蒸かしまで歩くことに不満も。
そこでうれしーが「700キロぐらい」と、とんでもないコメントを(笑)
正しくは700mですよ、嬉野さん(笑)
さてまだまだ到着しないご一行。
道は下り坂になり、「下りだからスピード出るわ」と言い運転が荒くなる大泉くん。
そんな状況で「絶対ブレーキ踏まないってゲームしよう」と言い出し、みんなから本気で「やめろ!」
「やめろって!お前!」と止められ、あまりの恐怖になんとうれしーが転倒(笑)
はい、本当に危ないので、夜の下り坂、しかも初めて走る道をノーブレーキで行くのは絶対に止めましょう。
狼狽する周りの状況に爆笑しつつ、コメントが入りまくった藤村Dに「藤村さんちょっとね、テレビ出すぎですよ」と大泉くんは苦言を呈します。
今後、むしろあなたと藤村くんしかしゃべらなくなるのがスタイルとなる番組なんですけどね(笑)
午前0時10分、やっとのことで酸ヶ湯温泉ふかし湯に到着でございます。
こんな時間なので、当然他のお客さんは誰もいません。
しかも外はあいにくの雨となりました。雨男、大泉洋これにあり!
さっそくまんじゅう蒸かしに座るご両人。
しかし「もっとこう、バンバンにオレの肛門を蒸かしてくれるのかと思った」と期待外れな大泉くん。
ケツの穴は温められて治療はされてはいるものの、ちょっとご不満といった様子です。
暗闇の夜道をたどって、誰もいない温泉というシチュエーションでのお約束、いきなり声をあげて脅かすというベタなネタに本気で驚く大泉くん。
「いつまで座ってんの?」と確認すると、1時間との回答。
こんなとこで1時間も居たくないとごねると、下北半島の恐山方向へ向かうとの衝撃の発言が。
深夜に八甲田山よりも幽霊の出そうな恐山に向かうなんて、もはや湯治ではなく肝試しですがな(笑)
さすがに恐山は行きたくないから「この1時間で治すから」とあっさり受け入れる大泉くん。
完全にミスターの思惑に乗せられております(笑)
激走24時間の果てに恐山で見たその景色は…
で、結局恐山に向かう一行。
もはや何があっても予定は変わりません(笑)
車内でまんじゅう蒸かしの感想を尋ねられる大泉くん。
「ま、あの…思った程じゃなかったなと」ご不満を露わに。
「あったかいベンチでしたね」と身も蓋もないことをおっしゃるミスター。
結局青森まで来ても満足のいく温泉に出会えておりません。
まあどう考えても訪れている時期や時間が悪いだけなのですが(笑)
そんなこんなで午前3時。残り時間はあと1時間。
グランドフィナーレの地は恐山へ向かうも「なぜ恐山で迎えなきゃいけないのか」とご立腹の大泉くん。
温泉のイメージより完全に霊場のイメージしかないからなあ(笑)
でも一応恐山にも温泉はあるとのことで、かなりの効き目を期待して一行は恐山をめざすのでありました。
そしてついに到着した恐山。
やはりこれまでとは違った雰囲気が…。
そして山門の前にたどり着いた二人が見たその光景、というか看板は…。
御参詣の皆様へ
当山は十月末日を持って閉山となりました。
閉山中境内での事故等の責任は一切負い兼ねますので
保安のため立入りを固く禁じます。
尚、明年の開山は五月一日です。
恐山寺務所
…24時間走ってきてこのオチ。
締まらないにもほどがある(笑)
というわけで激走24時間闘痔の旅、これにて「痔エンド」。
おあとがよろしいようで…。