「梅ジャム」と聞いて聞いて、川越を思い浮かべる。
そう、水曜どうでしょう人気No.1企画「対決列島」で、関東大会に出てきたアレだ。
すっぱいものが苦手な魔神(藤村D)に、ミスターが圧勝した要因となった駄菓子。
1947年に発売され、70年の節目である2017年末、ひっそりと製造を終了した。
魔神の弱点が、この世から姿を消したのである。
原因は製造者の高齢化
残念ながら製造が終了してしまった梅ジャム。
この商品を作っていた「梅の花本舗」という会社なのだが、実は創業当時から作り手がただ一人の方だった。
その方も御年87歳。
いよいよ体力の限界となり、引退を決意された。
製造方法を誰にも教えず、70年間たった一人で作り続けてきて後継者がいないため、廃業されるとのこと。
平成の世もあとわずかとなった折に、またひとつ、昭和の面影が姿を消すことになった。
5年前に取材された際の記事があったのでリンクを貼っておきます。
製造者の人柄がよくわかる良い記事です。
なお、梅ジャムの賞味期限は製造から1年。
昨年末までは製造していたので、在庫限りにて販売は終了とのことです。
ミスターが勝てる食材が…
そういうわけで、ミスターが藤村Dに勝てる数少ない品が姿を消します。
対決列島では、主に安田さんの不手際で勝ちを拾ってきた形だったミスターですが、川越での関東大会は、安田さんは関係なく、文句なしにミスターの実力で魔神に勝利した勝負でした。
すっぱいものが苦手な魔神に対し、梅干しと梅ジャムでねじ伏せたミスター。
かき氷、にらめっこを駆使した赤福対決と並び、魔神を倒せる数少ない武器だったのに、今後のミスターの戦いはかなり不利なものとなることでしょう(笑)