先日、澤田真吾六段に勝利し、最多記録タイの28連勝に並んだ藤井聡太四段。
いよいよ新記録29連勝をかけて、6月26日に対局に臨みます。
舞台は第30期竜王戦の決勝トーナメント1回戦。
連勝記録もさることながら、プロ1年目の新人が、タイトル戦の決勝に進出するのは異例。
対するは森下卓九段門下の増田康弘四段。
増田四段は2014年に16歳でプロになり、昨年の第47期新人王戦で優勝をした実力者です。
はたして、どのような結果になるのか?
注目の対局は、午前10時開始です。
過去の対戦では…
増田康弘四段ですが、実はすでに藤井四段と対局をしています。
対局の舞台はAbemaTV「炎の七番勝負」第1局。
そう、藤井四段があの羽生三冠に勝利した企画で、この二人は対戦していました。
この時の結果は藤井四段の勝利。
対局後、増田四段は「生まれて初めて年下に平手で負けました」と悔しさをにじませていました。
また、藤井四段がプロになる前、奨励会三段の時も対局をしています。
この時は増田四段が勝ったのですが、藤井四段はそこからメキメキと強くなったといいます。
今回の対局に先立ち、増田四段は次のようにコメントしています。
「藤井四段が勝ちすぎている現状があり、「将棋界はぬるい所」と思われるのは悔しいです。」
プロの先輩としての矜持。
そして前回の雪辱に燃える増田四段。
はたして勝利の女神はどちらに微笑むのか。
非常に楽しみな一戦です。