28連勝だけじゃない、藤井聡太四段が掘り起こした記録

歴代最多タイの連勝記録に並んだ藤井聡太四段。

ここまでプロとして公式戦無敗を続けている驚異の新人が打ち立てた記録は、偉大な先人の功績に光を当てるものでした。

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脚光をあびることになった数々の記録

最年少棋士

藤井四段が14歳2か月でプロになるまでは、加藤一二三九段の14歳7か月が最も早い記録でした。

この記録は62年間破られることなく続いていました。

その加藤九段が藤井四段のプロ公式戦の最初の相手となったのは感慨深いものがあります。

 

プロ入り初年度を全勝

プロ入りした初年度を全勝したケースは、清野静男(1949年度・9勝0敗)以来、67年振り。(藤井四段は10勝0敗)

 

新人連勝記録

デビューから10連勝。1995年松本佳介(現六段)、1996年の近藤正和(現六段)。

なお、中学生棋士のデビュー後の連勝は、羽生三冠、渡辺竜王の6連勝。

 

最多連勝記録

神谷広志八段の28連勝(1986~1987年にかけて)。

なお、藤井四段の28連勝は対アマの2局を含んでいる。(2017年6月21日現在)

 

他にも…

竜王戦棋王戦の挑戦者決定トーナメント進出と史上最年少での予選通過。

第67回NHK杯戦に史上最年少での本戦出場。

 

新しい風が吹く時、過去の記録に光が当たる

藤井四段の活躍で、過去の素晴らしい記録がにわかに注目されています。

この現象は、かつてイチロー選手がメジャーリーグで長年破られていなかった記録に光を当てたのと似た状況だと思います。

  • 新人242安打(90年ぶり、ジョー・ジャクソン、233安打)
  • シーズン262安打(87年ぶり、ジョージ・シスラー、258安打)
  • 8年連続200安打・100得点・30盗塁(108年ぶり、ウィリー・キーラー、5年連続)
  • 10年連続200安打(108年ぶり、ウィリー・キーラー、8年連続)

まだプロとして走り始めたばかりの藤井四段ですが、彼が活躍することでかつての輝かしい記録が改めて紹介されることは、その記録を作った棋士にとって、喜ばしいことなのではないでしょうか?

そういえば、イチローも藤井四段も出身が愛知県だな。

 

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