直虎の時代、1555年(天文24年・弘治元年)の出来事

さてさて次郎法師も成長し、いよいよ柴咲コウさんが出てきた「おんな城主直虎」。

物語は怒涛の乱世に突入していきますが、その前段階のお話。

甲相駿三国同盟により、北条氏康の娘を娶った今川義元の子今川氏真

嫁になる約束を反故にされた瀬名(菜々緒)の怒りは凄まじいもので、めでたい高砂が、戦の宣戦布告みたいになっております。

そういえば、去年は第一次上田合戦と大坂冬の陣で戦いの火ぶたを切るのに高砂を踊ってたな(笑)

とにかく恨み骨髄に徹すと言わんばかりの、鬼の形相の瀬名さん。

あれは氏真刺されるな、絶対。菜々緒さん、目が怖いです(笑)

清々しいまでの悪党っぷり!さらば小野和泉守

さて、これまで憎らしいまでに敵役だった小野和泉守があっさりとこの世を去り、小野の家督は鶴丸こと小野但馬守政次が後を継ぎます。

和泉守の最期の言葉「お前は必ずわしと同じ道をたどるぞ」はこの後、深い意味を持つわけで…。

そしてついに亀之丞が井伊谷に帰参します。

父直満の謀反から10年。立派な若武者に育ったわけで…。

まあおとわの想像の中では直満(宇梶剛士)のゴツイ姿で、それはそれでアリだと個人的には思いましたが、悶絶するおとわのことを考えるとそのルートはまた別の機会(いったいいつだ?)ということで(笑)

ここまでの展開を見ていると、今年もちょこちょこコメディタッチな形にするんですかね?

1555年の周辺状況

井伊谷は久々に明るい兆しがあり、これから良いことが起こりそうな雰囲気ですが、この時代、周辺はかなりきな臭くなっています。

前年から尾張平定に乗り出した織田信長が清州城の織田信友を討ち、ついに尾張全土をその掌中に収めます。

これにより信長は本拠を那古野城から清州城に移し、尾張の国主として国造りを進めていきます。

また、信濃では武田晴信(信玄)と長尾景虎上杉謙信)が激突。いわゆる第二次川中島合戦です。

この戦いは200日以上にも及び、最後は今川義元の仲介で和睦が成立。

信濃を武田が、北信濃を長尾がそれぞれ平定することとなりました。

なお、この年、今川の軍師太原雪斎が死去しています。

この雪斎の死が、今川義元の運命を大きく揺るがしていくことになったと私は思っています。

 

Copyright (C) SINCE2016 風来海人 All Rights Reserved.