2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」がいよいよ始まります。
今回は直虎の舞台となる時代についてご紹介したいと思います。
まずは第1回のあらすじは次の通りです。
天文13年(1544)遠江の国・井伊谷。のちに井伊直虎(柴咲コウ)という勇ましい男名で戦国の世を生き抜くことになる少女・おとわ(新井美羽)は、井伊家当主の父・直盛(杉本哲太)と母・千賀(財前直見)のもと幸せな日々を過ごしていた。おてんばなおとわの遊び相手は幼なじみの亀之丞(藤本哉汰)と鶴丸(小林颯)。ある日、おとわに亀之丞との縁談話が舞い込む。当主の座を継ぐつもりだったおとわは最初戸惑うが、やがて亀之丞の妻として井伊家を支えていこうと心に決める。そんな折、亀之丞の父である井伊直満(宇梶剛士)が、主家である今川義元(春風亭昇太)に謀反の疑いをかけられ、駿府に呼び出されることになる。
以上、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』公式HPより
天文13年(1544)の周辺状況
ドラマの舞台となる天文13年の周辺状況ですが、駿河、遠江、三河を支配していた今川義元は当時26歳。
これまでの数年の間に、東は北条氏綱から攻められ、河東(現在の静岡県東部)一帯を奪われていました。
また、西も織田信秀に敗れ、西三河(愛知県東部)一帯を奪われるなど、苦しい戦いが続いていました。
なお、甲斐の武田晴信(信玄)とは、義元の正室が晴信の姉であることから同盟を結び、この年の武田の信濃侵攻に際し援軍を派遣。
高遠頼継を滅ぼして、武田の南信濃の支配権の確立を助けます。
ちなみに武田晴信は、この数年前に父武田信虎を追放し、家督を継承したばかり。
追放された信虎は、義元の元に身を寄せていました。
なお、この後戦国時代の主役となる主な武将はというと、織田信長は当時10歳。
豊臣秀吉は7歳から8歳、徳川家康に至っては誕生したのが天文11年(1542)なのでわずか2歳という、いずれもまだまだ世に出ていない状況でした。
まだまだ群雄割拠と言われた時代の物語。
果たして、どのような展開になるのでしょうか。