2016年夏、私は友人に誘われ、クソ暑い日本を離れ、日本よりさらに蒸し暑い台湾へと上陸いたしました。
初の台湾でしたが、旅のお供、我が友人は桃園空港に到着。一方私は台北松山空港。別々の空港に降り立った我々は台北車站駅にて合流することになりました。
すったもんだがあり、無事合流できたものの、我々の本日の目的地は300kmの彼方、台南。時刻は現地時間午後2時。果たして我々は無事、台南にたどり着くことができるのでしょうか?
台湾すちゃらか旅行記。今回は第2夜です。
受け継がれる夢の高速鐡道
台北車站、鉄道グッズ売り場で合流した我々は、ここから本日の宿、台南へと向かいます。今回、台南への移動に選んだのは、台湾版新幹線「台灣高鐵」でございます。こちらは日本の新幹線車両を台湾に導入したもので、台北ー高雄間を2007年より営業しています。なぜこちらを選んだのかというと「台湾高鉄パス」というものがあり、3日間新幹線が乗り放題になります。お値段は約8,500円(為替レートにより変動)。台北ー高雄往復分(約3,000TWD=10,000円ちょっと(2016年夏時点))よりお安くてお得なキップです。こちらは旅行前にネットで「高鉄パス引換証」を購入します。これはあくまで引換証で、電車には乗れません。この引換証を持って、現地の窓口でパスポートを提示して「高鉄パス」に引き換えます。使う際は窓口でパスとパスポートを提示して行き先を伝えると、指定席の手配をしてもらえます。
毎回窓口で手続きをしないといけないのが少し面倒ですが、安く利用できるのでこれくらいは我慢できる範囲です。
いざ、台南へ!…の前に
さて、 いよいよ台湾版新幹線に乗車です。乗ってみると、車輌が日本製であることがよりいっそう分かります。日本の新幹線と変わりありません。唯一の違いは、座席の背面や車内にある文字表記がすべて漢字であること。そこを気にせず外の風景を眺めながら乗っていると、東北新幹線に乗ってるのではと錯覚するくらいです(笑)
台湾の新幹線はトンネル区間が少ないので東海道新幹線というよりは東北新幹線だなと感じました。でもたまに窓の外に見える中華的な独特な形の建物を見ると、新幹線に乗って異国に来たんじゃないかという感覚を覚えました。
小一時間ほど乗っていると、台中に到着しました。台南まで行かなきゃいけないのに、午後3時半に台中に寄り道でございます。旅行の前に下調べをした際、どうしても行きたくなったところがあったのです。
さてさて、そこはいったいどこなのか?!
次回、ちょっとした思いつきのせいで、とんでもないことになってしまいます。お楽しみに(笑)