逃げるは恥だが役に立つ 8話(ネタバレ)

先週のラスト、あれほどシリアスな展開で、重ねて予告の流れだと、今週は完全にシリアスな展開を予想してましたよ。

ええ、1週間、完全にシリアス展開に突入を覚悟しておりました。

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あの夜の先にあるものは

冒頭は先週の流れを引きずり、コンビニおにぎりで始まる平匡さんの食事。

これは完全に二人の間には修復できない溝ができてしまったのでは…。

 

平匡さんの視点ではあれからというもの、何もなかったかのように普段通り振る舞うみくりさん。


しかし、家に帰るとみくりさんはいなくなっていた…。

 

百合ちゃん視点でもアイスワインを返され、その際「見てると死にたくなる」と心に深い傷を負ったようで…。

 

もはや先週までの緩い展開は期待できないと思ったところに、百合ちゃんの携帯にみくりさんからコール。

 

「今は帰れない」「離婚危機だから…」ときたので、もう終わりかと思ったら…。

 

 

いやあ、完全にやられました。そうでした。コメディでした、コレ。

 

親夫婦の離婚危機かよ!

 

でもやはりあの夜の出来事のせいで傷ついていたみくりさん。


「あたしこそ、助かったよ…」と、やはり平匡さんと一緒にいるのが辛い模様。

あの夜、あの出来事から何もなかったように暮らそうとしていたけど、何をしていてもあの時のことが頭によぎり、落ち込んでいたんですね。内心ボロボロに打ちのめされても気丈に振る舞うなんて健気だな、と思いました。

 

思いましたがね…。

 

「それでも何とか乗り切ろうと、頑張って妄想した」

 

…ん?妄想した?

 

敗者インタビュー?

相変わらずクオリティの高い妄想だな(笑)

 

この人は予想の遥か斜め右上を、いや、あらぬ方向に行っていたわけで。

 

「あの夜のことは、おもしろおかしい出来事として妄想で茶化し倒していけば、きっと乗り切れる!」って…。

 

めっちゃ余裕じゃないですか、みくりさん。

 

ダメージの受け方が平匡さんの方向と違いすぎる(笑)

 

そんなタイミングでお母さんが骨折の連絡。

これ幸いにと逃げ出す準備。

 

そうか、予告の深刻さはこれか。

でも逃げ出すのが「火曜日」からってところがやっぱり平匡さんとズレている(笑)

そしてバスでニアミス。お約束ですな(笑)

火曜日、逃げ出した後

さてさて、みくりさんのお父さん、典型的な家事がまったくできないお父さん。

ゴミ出しと月2回の風呂掃除を家事と思うのは、世のお父さんのテンプレートですね。

 

そこにダメ兄貴の奥方登場。

仕事に復帰するそうで、仕事と家事の両立、子どもの面倒に旦那の面倒を見きれるか不安な模様。

 

世の男性諸氏、女性はこんな無茶を求められているんですよ。

 

「俺は仕事で疲れてるんだ」と休日に日がな一日ゴロゴロしていてはいけないんじゃないでしょうか?(自分のことは棚上げ)

 

「平匡さんはどうなの?家事」

「うちは割と手伝ってくれるか、なあ…」

 

ええ、言えませんよね、給料をもらって家事をしてるなんて。

そうだよね、世のお母さんは、完全無料奉仕ですもんね。

ホント頭がさがります。

 

所変わって、百合ちゃんの会社。

打ち合わせの席で産休で休む人にムカつく若い2人に、「私の分まで生んでくれてありがとう」って達観してるスゴイ百合ちゃん。

 

子ども生んでないことをどうのこうの言われても、「だってその分働いてるもの、税金納めてるもの」って、うん、搾取されてますよ(笑)

 

福利厚生がある会社は安泰だと力説した次の瞬間、平匡さんの会社、沼田さんが「社長、ホントのところどうなんですか?うちの会社大丈夫なんですか、これから?」って、会社ヤバいのかよ!

 

売り上げの4割握ってる会社との取引が飛びそうとは…。

 

沼田さん、「サーバー全部落とす」って脅して情報聞き出したのね。

社長の「クソッ、インフラエンジニアめ」って悪態に対して「この会社の命綱は俺が握ってる」ってあんたすげえな。

昔は国のインフラ事業もやってたみたいで「給料は今の倍、ストレスは5倍」だったとか。

 

「何とかなるって、やばかったらリストラくらいするさ」って軽い社長に「今すぐサーバー破壊するぞ、この社長様」ってあんたも軽いな。

 

社長に「内密に、お口チャック、社長命令」って言われて簡単に黙り込む沼田さん。

お茶目だなあ。

 

さて、現状維持を主眼とする自称プロの童…もとい、プロの独身平匡さんは自己嫌悪に陥っている次第で。
「あのままずっといられたら…」って、あんた、男女の仲は永久に現状維持はないですよ。
まあ、一気に進みすぎたみくりさんにも問題ありますけど。
「みくりさんのように妄想で気を紛らわせたいけど、そんなイマジネーション僕は持ち合わせていません」
…褒めているようで褒めてないな、コレ。

脱ニートへの道

一方、館山で職場放棄を満喫しているみくりさん。

このまま館山で暮らし、引きこもりニートになってる状況を妄想するも、
仕事を探さねばと切り替える。

基本働き者なんだよな、みくりさんは。

 

仕事を探すとなって、この手があったかと市議会議員になろうとする。

どういう思考回路なんだ?

 

やっさんがジャムを習いにわざわざ館山に来るとは。

行動力のバケモノかよ(笑)

契約結婚のこと、やっさんには話してたのな。

 

み「壁ドンしてもいいよ」

安「次、何か言ったらね」

葵「壁ドン?」

み「ときめかない方」

安「こういうね、ドーン!ってやつ」

葵「ドーン…」

おお、私の知ってる方だ。

 

そうこうしてるうちに「旦那と喧嘩してんの?」とデリカシーのないことを言うみくりの兄貴。

やっさんが壁ドンしようとしたら、これまでのうっぷんが溜まってた葵さんが壁ドン!

ま、この軽い兄貴にはいい薬でしょうな。

 

市議会議員に立候補する妄想を女性陣一同の中で発表するみくりさん。

高校生出産政策は、モンスターピアレントが発狂しそうな提案です(笑) 

残された男たちの宴

さてさて、一方の平匡さん、悶々と仕事をしているところに日野さんから飲みのお誘い。

しかし、すぐ行くのではなく、行こうか行くまいか思案。

 

ええい!はっきりしろ!この煮え切らない童貞め!

 

飲み会の席で風見くんが「彼女は自分の言動に責任を持つタイプだし、よほど居た堪れないことがあったんじゃないですか?」とみくりのことを語るとちょっと動揺する平匡さん。

風見くん、探り入れますねえ。

 

「どんな?」「そこまでは知らないですけど…」と言ったところで、「知らないなら何も言わないでください」と噛みつく平匡さん。

おお!珍しい!

 

さらに畳みかける風見くん「事情は知りませんが、津崎さんより僕の方が彼女のことを知っているかもしれない。見えているというべきか」と挑発します。

 

「何が見えているか知りませんが、違うものが見えていて当然じゃないでしょうか。」

 

いつもならここまで言わない平匡さん。酒の勢いかさらに風見くんに噛みつきます。

 

「僕とあなたはあまりにも違う。

僕はこんな場所で人に皮肉を吹っ掛けるような自信に満ち溢れた人間じゃないし、生き方も見た目も何もかも違う。

根本的に違うんです」

 

ここまで言われても顔色ひとつ変えず、反論することをしない風見くん。

酔いつぶれた平匡さんを百合さんに送ってもらう車中で中学の頃初めてできた彼女のことを語ります。

 

「風見くんといるのが辛いの。

風見くんはカッコよくて、スポーツもできて、女子に人気で、私は地味でかわいくないし、何であの二人がって皆に言われて…」

「そんなこと気にしなきゃいいだろ」

「風見くんには分かんないよ。私と風見くんは、全然違うんだもの」

 

そんなこと自分にはどうしようもない、自信を持てなかった彼女に、「あなたにどんなに拒絶されても大好きだよって、言ってあげればよかったんでしょうか」と寂しそうに語ります。

 

「向こうは僕の気持ちなんか考えちゃいないのに。

自分ばかり見ている彼女に何を言えばよかったんでしょうね」と語る風見くんの話を聞いてしまった平匡さん。

自分が相手のことを、みくりさんのことを見ていなかったことを気づかされます。

 

…風見くん、あんたええ人や。

八つ当たりされても怒ることなく、自分の苦い過去の記憶を改めて考える風見くん。

 

そんな風見くんのおかげで、平匡さんはみくりさんが残していってくれた料理に向き合います。

ひとつひとつのタッパーにコメントを残していたみくりさん。

 

「どんな思いで作ったんだろう。

どんな思いでここを出て行ったんだろう。

あの時みくりさんは、どんな思いで…」

 

「自分の気持ちでいっぱいで、僕はみくりさんが残していってくれた料理を手に取ることもしなかった」

 

みくりさんの思いに考えを巡らせながら、平匡さんはみくりさんの料理を一人、黙々と食べるのでした。

運命の相手

一方のみくりさん、お母さんと話をしているうちに愛とは何かを悟ります。


「お互いに努力して愛している」

「無償の愛なんて注げない、他人なんだし」

「運命の相手なんていない、運命の相手に、するの」

「意思がなきゃ続かないのは仕事も家庭も同じじゃないかな」

 

深い、深いです、お母さん!

 

「誰かを誠実に愛し続けることは、ものすごく大変なことなのかもしれない」

「人の気持ちは変えられないけど、人生のハンドルを握るのは自分自身」

 

そう、人生の主導権は常に自分にあるんですよ。

だから自分がどうしたいか、それが重要なんですね。

 

そして平匡さんはみくりさんに電話をかけます。

電話で童貞であることをカミングアウトする平匡さん。

 

彼としては一大決心のつもりで話すも、

「知ってました、とっくに。私にとっては大したことじゃありませんでした。」と言われる。

 

みくりさん!もうちょっと思いやってあげて!

本人的には清水の舞台から飛び降りる覚悟での告白なんですから!

 

しかし「でも拒絶されたのは、すごく、すごくショックでした」と言われ固まる平匡さん。

 

市議会議員になる道を考えたら気持ちが楽になり、今の道で失敗してもいいと気づき、いろんな気持ちを整理してみくりさんの出した結論が平匡さんのそばにいること。

 

大変なことかもしれない、人を誠実に愛し続けることを選んだみくりさん。

 

例え平匡さんが迷惑だとしても、運命の相手にするために303号室に帰ることを宣言します。

 

いやあ、よかった、丸く収まった。

ハグをして何もかも元通り…と思いきや…。

 

みくりさん、あんたもう横浜に帰ってたのね…。

 

ああ、そうだった、コメディでしたね。

お約束のオチで本日は会えず仕舞い。

 

メールでのやりとりが完全に恋人モードでほっこりしたところで今週は終了!

 

さて、来週は平匡さんリストラ危機!

そして二人の新たな関係はどうなる?

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