2月17日に行われた朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝。
今月初めに五段に昇段しましたが、本日、六段になりました。
これにより藤井聡太五段はお役御免。
わずか16日の短い期間でした。
最年少昇段記録更新
朝日杯将棋オープン戦は全棋士が参加する一般棋戦。
これに優勝すると四段、五段、六段の棋士は昇段できます。
今回はこの規定により、藤井五段は六段に昇段。
先日、順位戦でC級2組への昇級を決め、五段に昇段したばかりなのに、もう六段。
これより早い昇段記録は今後ないのではと思います。
なお、これまでの最年少で六段に昇段した記録を持っていたのはあの人。
そう、ひふみんです。
今から62年前、16歳3か月でB級2組に昇級した際に六段になっています。
相変わらず最年少記録の際には名前が出てくるところが、加藤先生の偉大なところ。
本当にすごいな、この人は。
ちなみに、羽生さんは19歳で六段になっています。
一般棋戦優勝も最年少
さて、今回の棋戦。
トーナメントに入ってからの相手がとんでもない。
2回戦で佐藤天彦名人と対局し、準決勝では羽生善治竜王との対局。
(トーナメント開始時は藤井聡太四段)
現役のタイトルホルダー2人を破り、さらには決勝の広瀬八段も、現在順位戦はA級に在籍し、タイトル一期を取ったことのある実力者。
しかも広瀬八段は、今回のトーナメント、1回戦からすべて現役のタイトルホルダー(菅井王位、渡辺棋王、久保王将)を相手に勝ち抜いてきました。
そんな強豪との激戦を制し、藤井五段は見事優勝。
15歳6か月での一般棋戦優勝は、これまた最年少記録です。
ちなみに、これまでの…そうだよ、ひふみんだよ(笑)
最年少記録ホルダーとして、数々の記録を持っている加藤先生の記録は、またひとつ、藤井聡太の手によって破られました。
しかも中学生の棋戦優勝は史上初の快挙です。