ホンマでっか!?TV 4/5 春の危ない習慣

今回のホンマでっか!?TVは「春の終活応援フェア!最期まで笑って逝こうぜSP」と銘打って、終活についての特集でしたが、気になったのは、前半の春の危ない習慣が気になりました。

f:id:dreamaker7:20170222230934j:plain

春は尿漏れ(笑)

いきなりぶっこまれたのが、「春は尿漏れの回数が増えやすい!?」ということ。
総合医療評論家の亀井先生によると、医療の世界では春は尿漏れが増える。
その原因は、花粉症。
花粉症による咳やくしゃみによって尿漏れが増え、泌尿器科に駆け込む人が多いといいます。
しかも尿漏れの量は、多い人だと1日で500ccに達するとか。
ここまで多いとかなり深刻ですね。
尿漏れの経験者は全国で男性約600万人、女性に至っては約2400万人!
そうなると女性は約40%の人が尿漏れの経験があるということになるわけだ。

なお、尿漏れのメカニズムとしては、くしゃみや咳によって腹圧がかかり、排尿をコントロールする骨盤底筋群にストレスがかかり、コントロールが効かなくなり、尿漏れが起こるというのです。
なお、女性に多いのは、妊娠、出産で骨盤底筋群にストレスがかかり、中年期以降は症状が出やすくなるとのこと。
しかし、若い世代でも尿漏れが増えていて、その原因は靴にあるとか。
いわゆるぺたんこ靴を履くことにより、足が扁平足傾向になりやすいといいます。
そして骨盤が後ろに傾くことで内蔵の重みが骨盤底筋群にかかって、骨盤底筋群にストレスがかかる。
また前に傾くことで腹横筋が無理やり伸ばされて、連動する骨盤底筋群にストレスがかかり尿漏れの原因になることがあるとか。
これ、ハイヒールでも骨盤が前に傾くことがあるんじゃないかな、と個人的には思いました。

対策としては、骨盤底筋群を鍛えること。
骨盤底筋群を締める運動をやることで改善されるとのこと。
やり方としては、排尿中に止めるという方法。
排尿中にキュッと3秒くらい締めるのを5回程度、1日3セット程行うと良いとのことです。
トイレは1日3回以上行くので、毎回途中で止めながらやるのはそれほど無理がないのかな、と思います。

花粉症で脳の神経細胞が増え記憶力アップ!?

花粉症ではくしゃみや咳が止まらず良いことがないように思いますが、脳科学の澤口先生によると、花粉症で脳の海馬の神経細胞が増えるという驚きの報告があるといいます。
海馬は主に記憶や方向感覚を司る部分で、ここの神経細胞が増えることで記憶力がアップするとのこと。
この報告はあくまでマウスでの実験結果ということですが、将来的には研究が進み、メカニズムが解明され医療分野などに応用されることが期待できると思います。

花粉症のメカニズムはよくわかっていない?

生物学の池田先生によると、花粉症のメカニズムはいまだによくわかっていないらしく、花粉症の人がある食材を食べると、食物アレルギーになることもあるので注意が必要だといいます。
例えばスギ花粉症の人が花粉症の症状が出ている時にトマトを食べると、トマトアレルギーになる可能性があるとのこと。
これは交差反応とよばれるもので、花粉症に対する抗体が別のもの間違えて反応することで起こる症状だといいます。
他にもイネ花粉症の人がメロンやキュウリを食べた際、ヨモギ花粉症の人がセロリやニンジンを食べた際に起こることが報告されているとか。
花粉症が原因でさらにアレルギーになるというのは、正直怖いなと思いました。

指をしゃぶっていなかった人はアレルギー体質になりやすい?

澤口先生によると、乳幼児期に指でおしゃぶりをしなかった人はアレルギー体質になりやすいといいます。
これは指をしゃぶることで、微生物に多く触れる機会があり、それによってアレルギー対策になるということ。
要するに、慣れですね(笑)
でも無菌培養された生物が病原菌に対して抵抗力が低いことを考えると、納得のいく説明だと思いますね。

日本の桜が見られなくなる日が来るかもしれない!?

春の風物詩の代表といえば桜ですが、池田先生によると、将来、日本で桜が見られなくなるかもしれないということです。
一瞬、ソメイヨシノの遺伝子劣化でクローニングができなくなるのかな、と思いましたが、原因は別のこと。
クビアカツヤカミキリという外来種が爆発的に増殖していて、その幼虫が桜の生木を食べるので桜が枯れてしまうというのです。

f:id:dreamaker7:20170406072348j:plain

2012年に愛知で発見された後、埼玉、群馬、東京、さらには大阪、徳島と全国に拡散中とのことです。
しかもやっかいなのが、幼虫は木の中に入り込んで生息しているため、駆除が難しいとのこと。
このままでは日本中の桜がこの虫にやられてしまう懸念があるとのことです。
外来種による生態系の破壊は、これまでもたくさんの例がありましたが、日本の春を代表する桜にまで影響がでてくるとは正直予想もしていませんでした。

 

Copyright (C) SINCE2016 風来海人 All Rights Reserved.