徒然日記

日々の出来事を記録

真田丸 第48回「引鉄」感想(ネタバレ)

互いに裏をかき合う頭脳戦

和睦の影響で不利になった大坂方。窮地を打開するため、信繁は長宗我部、後藤、毛利、木村らに茶臼山本陣への夜襲を敢行させます。

その成果によって、家康は恐怖を覚え、京へ引き返すと信繁は読み、その道中で家康を襲う算段をつけます。そのことを有楽斎に相談…って、あんた、有楽斎は内通者だと以前に確認してるじゃん。

よき案と言う有楽斎に、「いずれ敵は攻めてくる、家康の首を刎ねる以外勝ち目はない」と策を献策します。
そして「明日の夜、ここを発ちます」と佐助。「一度しくじると、守りが固くなる。仕損じるな!」と厳命する有楽斎。
しかし、家康さんの手元には、「明日の夜、夜討ちかける奴いるから、大御所様の警護を厳重にしといてね。以上 お」と書かれた手紙が。
うん、知ってた。この展開。
「明日の夜、ワシを襲うようだ」「裏をかいて、今日のうちにここを発つ」うん、家康さん、そうなるよね。

ところがどっこい、信繁君は「おそらく、家康は我らの裏をかいて、今日中に動くはず。その裏をかけ」と佐助に命じます。
おお、間者を逆手に取った、見事な諜報戦!誰がスパイか分かっていれば偽情報を掴ませて、自分たちの思い通りに敵を動かすわけですな。
「必ずや、家康を仕留めてまいります」と決意を述べて去る佐助。派手な戦闘シーンがなくても、緊迫感で盛り上がってまいりました!

と、何故かここできりの前にいる佐助くん。ん?どうした?
「お気をつけて」と送り出すきりに「ひとつだけお願いがあります」と切り出す佐助くん。
おい、ちょっと待て、この展開もしかして…。
「もし、無事に帰ってきたら…」身を乗り出すきり。「夫婦になってもらえませんか」「ごめんなさい」あっさり断ったあああ!そして佐助一瞬で消えたあああ!
おい、これまでの緊張感台無しだろ(笑)

 

裏切り者の最期

さて、家康はバカ息子と二人で大坂を離れる算段。家康の陣所が攻められたのでさっさと攻め滅ぼそうと主張する秀忠くん。
相変わらず戦というものが分かってない。
和睦で堀を埋めたとはいえ、基本的にはあんたら豊臣方にコテンパンにやられてるじゃん。
そこは歴戦の古狸家康。牢人が出て行ってから攻めるつもりで一旦引く算段。

大坂城内では相も変わらず無能な首脳会談。戦が終わったんだからさっさと牢人たちを追い出せと力説する大蔵卿。
あんた前回堀の埋め立てに勝手に合意して自分たちを窮地に追い込んだことを忘れたのか!
本当に状況の読めないおバカさんですな。
もう一方の無能、有楽斎くん、「牢人たちが戦の火種になりかねないことはわかっているのか」と信繁に言います。
うん、そんなん言われんでもわかっとるわい。じゃあ兵もおらんなった城で攻められたらどうすんねん!と内心思ってるだろう信繁くん。
「それでも手放すべきではありません」ときっぱり言います。
そして今までこの無能二人の意見に振り回されていた秀頼くんも「牢人たちに大きな恩義を感じている。できうる限り豊臣の家臣にしてやりたい」ときっぱり。
中間管理職の信繁課長、常務と専務に邪魔されながらも、社長決裁を取り付けました(笑)

さて、思い通りにいかずご不満な専務…もとい、有楽斎くん。
またまた怪しげな文を書いております。
それを廊下に控えていた近習に渡すも、なんとその近習が手紙を読む暴挙。
「何をしておる。はよう行かぬか」と障子を開けるとそこには信繁課長!ついにバレてしまいました!
「有楽さまが徳川と通じていることは、以前より分かっておりました」怖い、怖いです!半沢課長…間違えた、信繁くん!
「徳川とまともに戦っても勝ち目はない。いかにして秀頼公をお守りするか、お上様に安寧にお過ごしいただくか…ワシなりに考えてのことじゃ」テンプレ言い訳の有楽斎専務は自己弁護に走りますが、そこは半沢課…ではなく信繁くんは「言いたいことはそれだけですか」とバッサリ。「徳川と通じておったことは認めよう。しかし、豊臣に不利なことを敵に流した覚えはない」守りの手薄な砦の情報とか流したよね、あんた記憶喪失もいいとこだとでも思ったんでしょうか、信繁くん。言いたいことを言わせたあとで脇差を抜く。やられたらやり返す、倍返しだ!

「ワシは織田信長の実の弟。命乞いなどせんわ!」と啖呵を切る有楽斎師匠。
脇差を振りかぶった信繁課長に、すっころんで一言「ちと待て!」おい!早速命乞いじゃねえかよ(笑)
「豊臣と徳川の懸け橋となるのは、ワシしかおらぬ」完全に命乞いです。
「それでも斬るというなら、斬るがよい」おお、一瞬で立て直した。
「信長公が泣いておられます」と終わらせに行く信繁くん。
そこで師匠の一言!「ちと待って…」…おい、あんた情けなすぎだろ。完全にガクブルです。
そんなチキンに信繁課長は「今すぐ出て行かれよ。そして二度と戻ってきてはならぬ」と温情を示します。
これ幸いにとさっさと立ち去る有楽斎専務。ナレが入ってお役ごめんでございます。

でもあれっ?有楽斎専務の手紙、「う」って署名が?

じゃあ最初の「お」って?そうか、あの人か!(これはまだ書かない)

 

大御所暗殺、その顛末

さて、京都まであと少しの陣所で休憩中の家康の下に佐助が登場。なんと家康を討ち取ります!おお!つ、ついに大坂方勝利の歴史でハッピーエンドか?!…と思いきや、次のシーンで泣く佐助。
???報告に入ってきた内記が「徳川家康は京の二条城に入ったのは間違いないようですなあ」とのコメント。
内記さん、腰をガチで痛めちゃってるのね。
佐助が討ったのは影武者でしたか。でも影武者とはいえ、討ったのであれば、恐怖は植え付けられたと満足な信繁。
「次は逃すな」と佐助をねぎらいます。

さて、大坂城内の牢人が戦前の8万から10万に増えているとの報告。まあね、勝ち馬に乗りたがるのは世の常ですから。
家康は豊臣を滅ぼすためにまた攻めてくると断言する信繁。
冬の陣で家康と秀忠が陣を敷いた茶臼山と岡山の間に空堀でつないで巨大な要害にする策を提示します。
いやあ、凄い陣立てだ。
もはや信繁に完全に心酔した大野治長は「この先面倒はすべて私が引き受ける。存分に力を尽くしてくれ」と宣言。
淀の方の前で、大蔵卿に「これより、母上は口を挟まないでいただきたい」と決別宣言。
「秀頼公と私ですべてを決めてまいります」と言うと、淀の方も同意し、「修理、頼みましたよ」と全権委任を取り付けました。

 

それぞれの望み

さて、信繁くんは秀頼公に牢人のために家族を城に入れる許可をもらいます。
なんか久々にゆったりとした時が流れている大坂城内。
各々が家族とつかの間のひと時を過ごします。
塙団衛門、切ないな…。
信繁は信之の子らに会いに行く許可をもらいます。
そのまま徳川に寝返るなよと釘をさされるも、「左衛門佐は終生豊臣の家臣です」とさらっと言います。
この場で秀頼はいずれ大坂を離れ、四国に移る考えを告げます。
絶望的な中でささやかな未来を夢見る姿は切なくなってきました。

四国を望んでいる秀頼の考えを進めるには、ある男の説得が必要と信繁は考え、長宗我部盛親のもとへ。
甲斐や信濃じゃダメなのかと提案します。
しかし、盛親は本当に土佐を取り戻せるとは考えていませんでした。
徳川がまた攻めてきたらそれで終わり、だったら夢は大きく九州を頂こうと言う盛親に、信繁は「私はまだ諦めてはおりませぬ」と言い「長宗我部殿の確かな望みを聞かせていただきたい」と真剣に問います。
「四国をほしがっているのは誰だ」と問う盛親。秀頼と聞き、「では、確かなところで淡路島」と本当の望みを告げます。
大国ではなく、四国の近くに居たい気持ちは何となくわかります。

 

真田一族の邂逅

ついに真田の陣所に訪れた信繁。そこで迎えた三十郎は、久々の対面で非常にうれしそう。かつては源次郎さま!と言いながら一緒に居たわけですから。

そして茂誠とも久々の対面し、信吉、信政と大助も対面します。初めて会う従兄弟たち。信政が少し気がかりな目をしています。
沼田に戻る真田一行。三十郎がこの先どうなるのか信繁に聞くも、敵方に明かせるわけがないと答えません。
額面通りだともはや真田家と信繁の間には深い溝があるように思えますが、強い絆で結ばれた真田のつながりの前では単なる冗談で済むところがなんともいえないよい雰囲気です。
先行きを聞かれた信繁は、戻れるものなら上田に戻りたいと、今まで見せなかった心の内をこぼします。
これね、身内の茂誠や三十郎の前だから、何も飾らず出た言葉なんだろうなあ。
一方、大助、信吉、信政サイドは、信政が大助を大罪人の息子だから仲良くするべきでない、大助も信繁も一族と思ったことがないと噛みつきます。
本多忠勝の孫で、徳川直臣のプライドとでもいうものだろうか、大御所に逆らう者は悪という思考回路になっているんでしょうな。
小競り合いになり、大助を投げ飛ばしたところを三十郎に見つかり、へこまされます。三十郎、大変だな。

さて、これまで野戦の戦をしたことのない信繁は武田のもとで数々の野戦に加わった茂誠に野戦について指南を願いますが、後藤又兵衛毛利勝永がいるからと固辞されます。
と思ったら「何が聞きたい?」とめっちゃ嬉しそう。そうだよね、茂誠兄はいつも源次郎に助けられるばかりだったもんな。
そんな源次郎に頼まれて、内心めちゃくちゃ嬉しいんですね。ホントいい顔してらっしゃる(笑)
馬で敵陣に切り込むのに一番いいのは?と聞かれ鉄砲がいいとアドバイス。でも火縄の扱いが難しいと欠点も指摘します。
狙いが敵の本陣、大将の首と言われ、信繁が家康の首を狙っていることに気づき、信繁が死ぬ覚悟だと悟ります。

 

破滅への序曲

大坂城に戻った信繁。作兵衛の作った畑が、元は千利休の茶室だった場所だときりから知らされます。
そして土を掘ると利休が残した箱を発見。中には馬上筒が2丁。
毛利勝永に使い方を聞き、火縄を使わないということを知り、家康の首を取るにはこれが使えると考えます。

城内ではついに牢人たちの不満が募って、治房が自分の配下の牢人衆のために蔵の金銀を勝手に分け与えてしまいます。
これがきっかけで牢人たち全員に金銀を配ることになってしまったのですが、これが裏目に出て、金をもらった牢人たちは武具を買い集めてしまいます。
これじゃあ徳川に付け入る隙を与えてしまうだけで、さらに埋められた堀を掘り返してしまい、ついに家康が出陣を決意します。
「戦が起きる時は誰も止めることはできない」信繁はもはやこれまでと戦の覚悟を決めます。

茂誠に託した信繁の手紙を読んだ信之は、信繁がもはや死を覚悟していることを悟ります。
おそらくは、家康と刺し違えるつもりだと。
そんな信繁を止めるために信之は大坂へ行くことを決意。
運命の夏の陣まであとわずか。


次回、「前夜」信之と信繁最後の対面。
そして、きりと信繁の関係に…。

残りあと2回!最後まで目が離せません。

 

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