本棚を移動したので、蔵書マンガでおすすめベスト10

部屋の模様替えをして、本棚の移動をしました。

一度すべての本を取り出し、移動させてからまた戻す。

この作業をしていて、最近はあんまり読んでないマンガを読みながら片付けていたので、思い切り時間がかかりました。

そんなわけで、私の本棚の中のマンガでおすすめベスト10を選んでみました。

なお、著作権の関係で、画像は掲載しませんので、あしからずご了承ください。

第10位 K2 既刊27巻 真船一雄

週刊少年マガジンにて連載されていた「スーパードクターK」の続編。

古より時代の闇で医療技術を磨いてきたKの一族の末裔神代一人と、前作の主人公ドクターK(KAZUYA)のクローンである黒須一也を軸に、現代医療を様々な視点から描く作品。

このマンガのおかげで医療用語、機材、病名など専門的なことにある程度の基礎知識を持つことができたので、医療関係の仕事の際にはとても助かってます。

前作の「スーパードクターK」も含め、ホント名作ですよ。

第9位 陸奥圓明流外伝 修羅の刻 既刊17巻 川原正敏

修羅の門陸奥九十九の先祖を描いた外伝。

織田信長源義経宮本武蔵柳生十兵衛といった歴史上の人物と、時代の裏に生きてきた陸奥一族との因縁を描いた歴史物語。

一番のお気に入りは陸奥になれなかった男、雷。

アメリカに渡り、西部開拓時代で陸奥の名を棄てて生きていこうとするも、助けてもらった恩に報いるため、名を思い出し、その命を散らせる様は悲しくも感動的な、シリーズ一ともいえる名シーン。

「富んでいる者にめぐんでもらったら感謝するだけでいい、でもそうでない者にわけてもらったときは恩はわすれるな…もしおつりがくるのなら、いつか…この地に、神に戦いを挑むバカが…陸奥を名乗る者が…いつか来たならば…そいつを…そいつの力になってやってくれ」

この約束は100年の時を経て、九十九がアメリカに渡った時に果たされます。

第8位 めぞん一刻 高橋留美子 全15巻

言わずと知れた、ラブコメディーの金字塔。

響子さんみたいな人が恋人だったらと思ってましたが、女性視点からだと「こんな地雷女、面倒くさい」と一蹴されました。

うん、でも男は皆、響子さんに憧れるんだ。

一番のお気に入りは、うなぎのようにつかみどころのない四ツ谷さん。

この人、いったい何の仕事をされているんでしょうか?

第7位 クロスゲーム あだち充 全17巻

あだち充先生お得意の野球ラブコメでございます。

幼馴染の死、同級生とバッテリー、皆の夢を背負ってマウンドに立つエース。

もはやテンプレートといっていいほどにベタなあだち充ワールド。

しかし、それがいい。

青葉のために160km/hのストレートを投げる光がとても格好よいです。

第6位 ヒカルの碁 原作:ほったゆみ 作画:小畑健 全23巻

囲碁の一大ブームを巻き起こした名作。

神の一手のために1000年もの間、この世にとどまり続けた藤原佐為。

初めは碁にまったく興味のなかったヒカルが徐々に強くなって、プロになり、そして佐為の遺志を継ぎ、神の一手をめざす。

アキラとの対局のあと、夢の中で佐為と再会し、扇を受け取るシーンはこみあげてくるものが抑えられません。

第5位 DRAGON QUESTダイの大冒険 全37巻 原作:三条 陸 作画:稲田浩司

DRAGON QUESTをモチーフにした作品の中では、個人的にNo.1だと思っています。

とにかくポップが恰好いい!

最初はすぐ逃げ出すヘタレだったのに、成長し、最後は大魔王に正面切って啖呵をきるまでに成長する。

彼の成長物語だと個人的には思っています。

なお、一番のお気に入りの「おれは…賢者じゃねえ…!!おれを呼ぶなら大魔導士とでも呼んでくれっ!!」というシーンは痺れまくりです。

第4位 銀の匙 Silver Spoon 既刊13巻 荒川弘

農業高校が舞台という珍しい作品で、連載当初から注目していました。

シリアスな展開が多かった鋼の錬金術師とは違い、コミカルな中に、農業の奥深さ、楽しさ、理不尽さ、やるせなさを盛り込んだ、近年のマンガでは一番の名作だと思います。

豚丼に苦悩する八軒を見て、スーパーで加工された肉しか見ていない自分が、生き物を食べるということにどれほど無頓着なのか考えさせられました。

でも、肉はおいしいのでベジタリアンにはなれません(笑)

休載期間が長い作品なので、なかなか話が進みませんが、あと少しで完結しそうなので、連載再開を楽しみにしている作品です。

第3位 ガンバ!Fly high 全34巻 原作:森末慎二 作画:菊田洋之

かの内村航平バイブルと言ってはばからない、唯一無二の体操マンガ。

「オリンピックで金メダルを取りたい」と体操部の門を叩いた藤巻駿が、成長していく物語。

かつて日本のお家芸と言われた体操も、ロサンゼルス五輪を最後に低迷の時代に入っていました。

そんな状況の中、ロスの鉄棒で10点満点をだした森末慎二氏が原作を手掛け、楽しい体操をテーマに、数々の新技を考案します。

作中での新技は、現在では現実になったものもあり(前転とび前方かかえ込み3回宙返り1/2ひねり=ドラグレスク)、現在の体操選手に少なからぬ影響を与えた作品となりました。

なお、作中ではシドニー五輪で日本は団体金メダルに輝きますが、現実の世界でも、その4年後のアテネ五輪で男子団体は28年ぶりの金メダルを獲得します。

しかもその試合展開が、5種目を終了した時点で僅差の3位と、この作品と酷似した状況でした。

第2位 俺たちのフィールド 村枝賢一 全34巻

もはやサンデーの定番というパターンなのでしょうか?

幼少期にサッカー選手だった父を交通事故で失った息子が、父の遺志を継いでワールドカップをめざすという内容です。

うん、最初の展開はタッチかと思った(笑)

しかし作品自体は暑苦しいことこの上ないスポ根もの(笑)

高校サッカーからアルゼンチン留学を経て、Jリーグへの昇格、日本代表へといった、正統派サッカー漫画です。

連載が1992年から1998年にかけてだったので、ちょうど1993年のJリーグ開幕やドーハの悲劇、フランスW杯出場といった現実の日本サッカー界の流れとリンクしています。

実際フランスW杯の予選リーグではアルゼンチンと同組になり、もはやこの作品は運命だったのかというほどのリンクっぷりは、連載当時誌面で読んでて興奮ものでした。

現実の日本代表は残念ながらアルゼンチンに敗北しますが、作中の日本代表は…とにかく、暑苦しいまでにスポ根の、感動的な作品です。

第1位 MASTERキートン 全18巻 浦沢直樹

SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)のサバイバル教官で、大学で教鞭を執る考古学者にしてロイズの保険調査員(オプ・探偵)である平賀=キートン・太一。
その異色の肩書をもつ主人公が様々な事件を解決するサスペンスミステリー。
主に冷戦終結前後のヨーロッパが舞台で、ヨーロッパの古代文明や当時の社会情勢の内幕が垣間見られるなど、読み応えのあるストーリーが展開されています。
また、単に事件を追っていくという作品ではなく、考古学を通して、人は何故学ぶのか?という命題についても深く考察している素晴らしい作品です。
浦沢直樹氏は数々の名作を世に送り出していますが、私個人としては、この作品が彼のNo.1だと思っています。


以上、私の蔵書でのおすすめマンガベスト10でした。
何か古い作品に偏ってますが、最近のマンガはあまり買っていないので仕方ない(笑)
でも、ここに挙げた作品はどれも名作といえるものなので、一度目を通してみてはいかがでしょうか?

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